主に扱うのは、鶏肉や鶏卵を使った商品。中でも、看板商品となっているのが、こちらの玉子焼きです。採れたての卵を自動焼成機で玉子焼きをひとつひとつ丁寧に焼き上げました。その日の気温、湿度などを考慮して、火加減などを調整。いつでも同じ味を生み出す、というモノづくりが評判を呼び、地元のスーパーや仕出し弁当などにも使われているんです。

広島市内から車で１時間の場所にある、千代田ファーム。平成５年からグループ企業になった養鶏場です。ひよこから親鶏を育て、卵の生産・出荷まで一貫して行い、また、鶏に食べさせる飼料もグループ内で厳選し、調達しています。こうした一貫体制がフレッズの食品加工を支えているのです。

こうした卵を扱う企業は国内に２００社以上あると言われています。移ろいが早い消費者のニーズにどれだけ対応できるかが、問われています。さらに…これまで、卵は地域で消費されることが一般的でした。ところが輸送技術の向上などで、地域を超えたビジネス展開が求められているのです。そこでフレッズが取り組んだのが…半熟玉子の製造でした。近年、ラーメン店やうどん店などでトッピングとして人気を博しています。ここ１０年で消費者のニーズが一気に高まり、飲食店では外せない商材となっているのです。

半熟玉子の製造は歩留まりの悪さが問題でしたがフレッズでは高い歩留まりの実現に向けて機械の改良などに力を注いだのです。さらに…フレッズが生み出したのは、半熟玉子の半熟度合を自由に調整できることでした。少しかためから、黄身がとろけるほどの超半熟まで。このバリエーションが飲食店からの注目を見事集めたのです。