広島地域 8ch

毎週日曜日 朝6時45分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2019.08.11 O.A.

役割分担と連携で満足度を高める

森建開発株式会社
満足度の高い共同住宅

広島市西区南観音にある一軒の共同住宅。2019年春に完成し、次々に入居人が決まりました。ここの住民のほとんどは、高齢者たち。彼らに住み心地を聞くと満足度は高評価でした。ここを運営する「森建開発株式会社」の森重有二社長は、住民一人一人と気さくに話しかけています。森重社長は、コミュニケーションこそが住みやすい共同住宅造りの基本だと考えます。

情報共有を行う万全体制

高齢者が多い共同住宅「ヒューマンハウス」。住人たちの安心のひとつにバックアップ体制の充実があります。
そのひとつが訪問医療。
西区南観音ヒューマンハウス南観音には、塩田病院をしている塩田先生が定期的に訪れ、住民の健康チェックをします。
塩田先生は「訪問医療はあくまでも患者さん先導。」
従来の高齢者施設だとその施設にいるヘルパーやケアマネージャーが対応しますが、
ここでは、その住民についていたヘルパーやケアマネージャーが継続して
対応できるようにしています。さらに情報を共有するための対策のひとつに定期的なミーティングを行います。
住民をはじめ、ケアマネージャーやヘルパー、管理人そして運営する森建開発のスタッフが参加し、
情報の共有をはかります。
その中心となっているのが24時間体制で常駐する管理人です。実は、町内の未経験者を採用しています。
管理人が定期的に声かけなどを
して住民の状態をヘルパーさんやケアマネージャーらにも報告します。

出入りが自由な共同住宅

現在、南観音をはじめ、庚午北、庚午中の3棟の「ヒューマンハウス」を展開しています。
高齢者にありがちな部屋にこもりきり・・・それを打破するためにも森重社長は、積極的に町内会への参加を行っています。
自らが町内会の催し物に参加して地域の人たちとのコミュニケーションを築き、ヒューマンハウスをまずは知ってもらうこと。
そうすることで住民たちが町内に買い物や散歩に出かけても町内の住民たちにも気軽に声をかけて欲しいと願います。
高齢者たちが気軽に出かけることは健康にもつながると考えます。

経験からの改善で住民の満足度を高める

ヒューマンハウスでは、次々に進化を試みています。
たとえば、施設では必須である廊下の手すり。
森重社長は、一棟目の庚午北、庚午中を運営してその改善点を見いだしました。
廊下の直線では、住民のほとんどが手すりを利用していない。
だったらとその手すりをなくし廊下幅を確保。
その分、建物延床面積を縮小。結果、家賃を下げることができました。
さらには、浴室にも経験から得た改善があります。
車椅子の利用者がお風呂に入る際、浴室まで車椅子で入らない事に気がつき、
浴室をコンパクトに変更。代わりにベンチを設置しました。
これは住民から広すぎると冬などは
寒くてなかなか暖まらないという声にも応えることに成功しました。
共同住宅「ヒューマンハウス」は、かつて日本で定着していた集合住宅の声かけや協力を思い出させてくれるところなのです。

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「役割分担と連携」

身寄りのない一人暮らしの方に、健康で明るい住まいを提供するヒューマンハウスの森建開発。
今回のポイントは「役割分担と連携」にある。
森重社長に経緯からインタビューをしたところ、
サラリーマンだった頃は土地活用を狙ったアパートの提案、建設などを行っていた。やればやるほど本当に地権者の役に立っているのだろうかと疑問を持っていたそうだ。
そこでこれからを見据えた住宅施設を考え、独立してケアハウス事業を開始。
当初は運営を専門業者に委託していたが、手が回らない…とまさかの撤退。
ならば自分でやってみよう! と運営を行うこととなった。
従来の介護施設と同様な至れり尽くせりのサービス体系は様々な施策もあって充実する反面、
住民の自由はない。
そして金額も相当なものに。
高齢者の一人暮らしは保証人が立てにくく、収入も厳しい。その中で継続する事業となるよう収益バランスを見ていくこととなる。
建物建設は森建開発が得意であり、初期費用を抑えた必要最小限の住まいを設計し建設した。
運営は今回のポイントである「役割分担と連携」を考え、
 ・家賃などの価格設定を自社で決められるよう100%民営。
 ・管理人を自社から派遣するが、建物や住人とのコミュニケーションに注力し介護サービスはしない。
 ・介護サービスは従来の行政サービス等によるヘルパーで、対応が適切な人に任せる。
 ・住人の見守りはご近所にヒューマンハウスの存在を知ってもらい、町内会や近隣商業施設、交番等と連携する。
 ・病院などの健康維持は近くの病院、医師を活用する。
と考え、あるものを最大限活用すれば、皆よくなっていく。
管理人に注目すると下宿の管理人みたいなもので、出入りする住民をみてちょっと声がけして様子を見る。毎日のことなので日々の違いも分かりやすい。
気付いたことは関係各所(ここでは森重社長かヘルパー)連絡する。特別なことはしないので、管理人も高齢者でよい。ただ、空気を読める人でないとならない。
この管理人も数名が交代で行っていて、雇用にもなり複数の目から見ることもできる。
森建開発は様々な役割を果たす関係者、周辺住民や町会、何かあったときの対応を図る。
森重社長はいろいろあって一人暮らしとなったヒューマンハウスの住民の最期まで見守るとのこと。ヒューマンハウスとして人間同士の付き合いをする。住民のそれまでの歴史を大切にしていると力説する。
だから賃貸住宅として維持するために、住民には苦情も文句もハッキリと言う。息子のように思ってもらい正直な対応をすることで通じ合うことができる。
これからの時代に沿った助け合い、役割分担と連携ができるビジネスは、国家にとっても有用なビジネスモデルになると期待する。
企業情報
会社名

森建開発株式会社

業種サービス業(他に分類されないもの)
事業内容建物管理 土地活用 建築工事 資産運用コンサルティングヒューマンハウス運営

代表者森重有二
所在地広島市西区中広町1丁目10-12
お問い合わせ082-296-4308