広島地域 8ch

毎週日曜日 朝6時45分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2020.07.19 O.A.

快適でエンタテインメントな世界を実現

日本サカス株式会社
日本最大級のユニット水槽

香川県に今年6月1日にオープンしたばかりの四国水族館。この水族館で使われているユニット水槽の約7割を担当したのが、広島市安佐南区にある日本サカス株式会社です。
水量50トン、アクリルの厚さ150ミリ、重さ3トンというユニット水槽としては、日本最大級の水槽も手がけ、全国の水族館に日本サカスの製品が採用されています。

ワンストップでアクアリウム設備に取り組む

日本サカスは、水槽の設計、製造、施工、メンテナンスまで、ワンストップで全て取組む、日本でも珍しい企業。その一番の強みは、水槽の材料、アクリルの取り扱いです。
接着には、自社開発の接着剤を用い、アクリルに熱を加えることで、ひずみを取り除く工程「アニーリング」を、10メートルまでの大型水槽でも可能な加熱炉を備えるなど、美しい製品作りには妥協がありません。

観賞魚専門店からのスタート

日本サカスの前身は、1967年に先代社長、蓼正行さんが開いた観賞魚専門店「蓼苑(たでえん)」です。当時まだ珍しかった熱帯魚。当然、魚だけでなく、水槽や機器も取り扱っていました。
1979年には、当時日本に訪れた活魚ブームに乗って、蓼苑水槽設備株式会社を設立。「命を活かす知識と経験」を積み上げてきました。

新たなる挑戦

2017年には、魚を展示したままアクリルの内側を研磨できる技術、水中研磨技術で特許を取得。
現在、沖縄美ら海水族館や、東京のサンシャイン水族館、海遊館など全国の水族館で採用されています。
さらに、水族館用の水槽だけではなく、店舗のディスプレイや、活魚用の生簀、栽培漁業の施設、研究施設で使われる実験用水槽など、その活躍の場は大きく広がっています。
2019年に創業50年を迎えた日本サカス。「世の中にまだないものを提供したい」という思いでその技術にますます磨きをかけています。

プロフィールへ

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水環境のトータルプロデュースを手掛ける日本サカス。
ポイントは『ブルーオーシャン』としてみた。

蓼(たで)社長に伺った。
日本サカスの社名は社名変更する6年前から考え続け決定したそうで、花を咲かす、事業を栄えさせる、などから日本サカスとしたそうである。とても素敵な社名が付けられている。

事業で大切にしていることとして、“喜んでもらえる事業”でありたいとのことだった。
顧客の要望に応え喜んでもらえる事業とはどんなことか。
創業当時はまだ珍しい熱帯魚を扱うペットショップから始まり、そこに水処理装置、特注水槽、活魚水槽などの要望に応え事業を拡大、現在は水族館や店舗でのアクアリウム全体をプロデュースし、更には水槽表面のキズ・汚れを清掃する装置を開発し特許登録技術によるサービスまで展開し、電子機器分野へも進出している。
今までアクアリウムという特殊な市場で受注対応し社員が試行錯誤を繰り返してオリジナル技術を高めてきた。それは競争のない市場・業界・分野である「ブルーオーシャン」へ展開し開発していくことであり、これからもそうありたいとのこと。
中小企業には必ずちょうどよい、その企業の特性に合った市場がある。この市場ゾーンにあたるブルーオーシャンにはまることが継続的な経営につながるといえる。これからは多品種少量にスピードを持った企業が選ばれていく。
ブルーオーシャンで成功することはどの企業も考えることであるが、実は地道な積み上げから
可能となるもので、競争がない市場は自らが作っていくことがそこに通じていくといえる。
またその維持のためには知的財産権の戦略的な活用になる。

日本サカスの最新の作品は沖縄、高知で新しくオープンする水族館の水槽とのこと。もちろん従来からある水族館の水槽は日本サカス製であることが多いと言われる。水の浄化や水槽表面の清掃技術でいつもきれいな水槽を維持する企業が広島にある。
「ブルーオーシャン」で栄える日本サカスにこれからも期待したい。
企業情報
会社名

日本サカス株式会社

業種製造業
事業内容水槽・アクアリウム製造 プラスチック総合加工
代表者蓼 征成
従業員数27名
所在地広島市安佐南区八木1-14-26
お問い合わせ082-830-2111
ホームページhttps://sacas.co.jp