広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(日曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2021.08.21 O.A.

野菜をプロデュース

おおたけ株式会社
野菜を生業にする

1949年、創業者・笹野熊市氏により、大竹市で誕生した「おおたけ株式会社」。
当初は大竹市内の八百屋に野菜や果物を卸していました。
そこから事業の拡大。そのひとつが外食産業へ食材を卸すこと。
広島市内の飲食店に営業し、必要な野菜や果物を必要な数を確保し、納入します。
野菜や果物は天候不順による収穫不足など安定供給が難しいと言われています。
そこでおおたけでは、県内ばかりか全国の農家へ調達交渉に出向き、食材確保に努めました。
飲食店にとって食材の確保は必須。その要望におおたけは応えていき、成長を続けていきました。
今やおおたけは野菜をつくる農家と野菜で料理をする飲食店を繋げ、情報の共有や受給バランスを上手く図っている企業なのです。

需要高まるカット野菜加工

外食産業への進出を果たしたおおたけ株式会社。
飲食店からの要望を色々と聞き入れている中、作業の効率化を懸念するお店があることに着目。
そこでおおたけが始めたのがカット野菜加工です。
大竹市にある大竹本社にその加工工場があります。
衛生管理が厳しい中、スタッフたちは早朝から野菜をカットしていきます。
玉ねぎやレタス、ネギなど野菜も様々。さらに切り方も飲食店の要望に合わせて行います。
カット野菜は、飲食店にとっては救世主的となり、厨房のオペレーションがスムーズになったと喜ばれています。
カット野菜加工をいち早く行ったことでおおたけは成長を加速していきました。

厳格なトレーサビリティ

全国的な外食チェーンには厳格な品質管理が求められます。
おおたけでは、商品のエラーを追跡しやすくなる仕組み、すなわちトレーサビリティを整えています。
各工程の担当者は、殺菌時間、作業内容、名前などを細かく記入しそれを毎日保管します。
また、カボチャやネギなどをカットする刃の状態を担当者が作業の前後、目視と共に写真で工場長をはじめ、品質管理部などが確認。
異物の混入や、規格外製品の流出防止を行っています。
笹野社長は、安全であるからこそ安心な安定供給が可能になるといいます。

求められる販路拡大

平成から令和となり深刻なのが農業をする人たちの減少。
農林水産省によるとこの30年間で半分以下になっている現状があります。
笹野社長はどうにかして農家を手助けして共に発展したいと考えます。
おおたけの強みのひとつに農家と飲食店がそれぞれ求める情報を聞き出していること。
例えば、飲食店がトマトひとつ、その味や食感、大きさなどを求めているとするとその情報を必要としているトマト農家に提案します。
そのやりとりからできたトマトをおおたけの担当者が飲食店とマッチングする機会を持ち、提案します。これらの活動は農業振興に繋がるのです。
またこの春からは新たに安芸高田市にレタス栽培を手がけるモスファーム広島が誕生しました。
年2回、収穫したレタスをおおたけが受け取り、モスバーガー各店に納入します。
おおたけはモスファームと共にレタスの年間供給を目指します。
おおたけの担当者たちはそれぞれが独自の戦略で安心感と信頼関係を築いています。
おおたけはこれからも農業振興と飲食店の繁栄をミッションに掲げて、野菜の新たなる可能性を追い求めます。

プロフィールへ

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カット野菜を提供するおおたけ。
おおたけの情熱! それは 「野菜のプロデューサー」であること。
カット野菜の製造は1988年から開始し30年を超える実績をもつ。
主な納入先は食のプロである外食産業、レストランや高級料亭から野菜にこだわっている外食チェーンと幅広い。
その信頼は仕入れの7割を優秀な生産者と直接取引とする強固につながった調達力、適正な形へのカット作業からロスを極力へらしていく製造力、
お取引先の要望に応え、産地の特定からクオリティーの高さまで、さまざまな野菜を探索するネットワークにある。

飲食業がきびしい状態の昨今、おおたけの売上もダウンしているなかにあって、どのように生産者、自社、お取引先との関係を維持していくか、笹野社長にインタビューした
ところ、生産者と生産調整を図るだけでなく、従来とは別の販路を探索していくことに注力されているとのこと。
また農産物は生鮮食品であり、生産量や生育に変動が起きやすい。このようなギャップを以下に埋めていくか。
このようなところで「野菜のプロデューサー」の底力が発揮される場となっている。

笹野社長にカット野菜事業にかけるこだわりについて聞いてみた。
野菜を売る八百屋さんは食品総合商社より格下のようなイメージに捉えられている。
そんなことはまったくない。八百屋は素晴らしい農家の生産品にひと工夫して、よりおいしい食品として新たな付加価値を展開する。農業振興をしっかりと進めることで、
消費する飲食店と消費者に余すところなくおいしく食べて頂く。
この好循環の維持がおおたけのこだわりだそうだ。

おおたけの「野菜のプロデューサー」としての情熱は、さまざまな事業においても事業の付加価値を高めるプロデューサー業務が重要であると気付かされる。
日本の農業と食材が一層美味しうしていくおおたけに期待したい。

企業情報
会社名

おおたけ株式会社

業種卸売業,小売業
事業内容青果物、珍味類など業務用食品類の卸売カット野菜加工の製造・販売 総合食品等の小売業
代表者笹野圭市
従業員数170名(正社員46名、準社員)
所在地広島市西区草津港1丁目10-38
お問い合わせ082-276-2333
ホームページhttps://www.ohtake-corp.com/