広島地域 8ch

毎週日曜日 あさ6時45分放送(月曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2011.03.13 O.A.

試薬のスペシャリストたち

渡辺化学工業株式会社

あらゆる生命の源、アミノ酸。自然界には、およそ500種類のアミノ酸があると言われています。 そのアミノ酸関連分野で日本有数といわれる『渡辺化学工業株式会社』。アミノ酸から、試薬の開発・合成をする企業です。

物質の属性を「調べる」役割と、「研究に使用される」といった側面を持つ「試薬」。渡辺化学工業は、その試薬のスペシャリストです。 原点は、江戸時代の薬問屋。およそ170年の歴史の中で、現在の姿となりました。 アミノ酸を使った試薬にこだわり、32人の社員が、研究と製造に取り組んでいます。

日々続けられる研究。その中に、ひとつの取り組みがあります。それは、研究記録を全て英語で表記すること。 海外メーカーとのやりとりを円滑にすること、そして論文や研究文献を読みとるため、また英語力を向上させるため、 研究記録を英語で記すようにしました。

研究の中には、大学との共同開発製品もあります。そのひとつが、蛍光性アミノ酸誘導体。 UVを照射すると光る特性を持つ試薬です。青と黄緑、2種類の蛍光性アミノ酸は、投与されると、タンパク質の末端に結合。 紫外線が照射されると、青から黄緑に向かって、光が走ります。 この光を観察することとで、10万種あると言われるタンパク質の、長さや特性を調べることが出来るのです。

渡辺化学工業が扱う試薬は、およそ6500品目。これだけの試薬を常時保有する企業は、国内有数。国内はもとより、海外との取引もあります。 在庫が豊富なので、発注されれば、即日発送も可能です。また、98%で高純度とされる試薬業界で、渡辺化学工業の試薬は、99.5%。 微量の不純物すら正確性を損なう実験では、高い純度は高い信頼性につながるのです。

ユーザー向けの商品開発もしています。カラー液晶ディスプレイ等に使われる、Boc2O(ボックツーオー)は、通常は半固形の製品。 それを社長発案で、結晶粉末化。研究者にとっての利便性も追求しているのです。 研究者でもある社長を筆頭に、渡辺化学工業は、医薬品にも提供出来るような、新たな化合物にも挑戦を始めています。

企業情報
会社名

渡辺化学工業株式会社

業種製造業
事業内容試薬の開発・製造(アミノ酸誘導体・ペプチド)
従業員数32人
所在地広島市中区堺町2-2-5
お問い合わせ082-231-0540
ホームページhttp://www.watanabechem.co.jp/