広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2024.01.13 O.A.

発想力・想像力・協調性を育む

リトルニュートン
逆転の発想でチャレンジしていく子どもたち

危ないからやらせないという親が増えている今、
危なくないからやってみようという逆転の発想を持つ認定こども園があります。
西区井口にあるリトルニュートン学園です。
広島市内に井口をはじめ、8つの園を展開しています。
親からすれば心配?という声が聞こえそうですが、これこそがリトルニュートン学園が考える大切な教育。
県内でもいち早く取り入れた、アーバンスポーツとして若者たちに人気の「パルクール」です。
これまでも床で行う運動を積極的に取り入れてきましたがパルクールは、「登る」「降りる」「跳ぶ」そして「回る」といった子どもたちが今、なかなか体験できない床から上の運動が多くあるため、取り入れたそうです。
子どもたちが安心して果敢に挑めるのは、専任のパルクールの先生や保育士が安全に楽しく動けるように考えているからです。
そこでは、先生たちが事前に集まり、どうすれば安全にできるのか、その動きなど確認し合っています。
楽しくパルクールに挑む子どもたち。
そこにはただ運動をするだけではない、代表の思いがありました。
それは、パルクール自体がまず自分の身を守ること。
そして色んなところから落ちた時に自分の体をどう守るかということを覚えていくことで自分の体が守れるようになっていくと考えています。


体を動かして学ぶ姿勢

リトルニュートン学園では、パルクール同様に取り入れた運動があります。
それがブレイクダンス。こちらも今や若者たちに人気のアーバンスポーツのひとつ。専門の先生を招き入れ、基礎を楽しく学んでいます。
このようにしてリトルニュートン学園では、子どもたちの可能性を引き出す運動を積極的に取り入れているのです。

クリスマスを調べてみよう

次にリトルニュートン学園が子どもたちに育んで欲しいと願うもの、それが「発想力、想像力そして協調性」。
これらのスキルは将来の個人の成功や社会での適応性において重要な役割を果たすとされ、その成長を期待する保護者も多いと言われています。
いったいどうすべきか、先生たちの話し合いが行われました。
そこで行ったのが、子どもたちの声を拾う、でした。
子どもたちの中に疑問や気づきを引き出せるように先生たちで話し合い、見える化して共有します。
こうすることで先生たちも成長し、子どもの心や考えに寄り添えるのだそうです。
前日、先生が出した宿題は「なんでクリスマスがあるのか?」でした。はたして子どもたちは、どんな発表をするのでしょうか?
そのひとつ、女の子が調べてきてくれたことがサンタクロースの名前やその行動についてでした。
これにより子どもたちが出した答えが「クリスマスはやさしい気持ちでいる日」でした。

ひとつのことをみんなでやる

それから子どもたちはたくさんの積み木を使って教会やツリーなどを作り始めました。
こんなにたくさんの積み木を使うのは初めての経験。時にはせっかく積み上げた積み木が崩れたり、お友達と言い合いとなり、泣いたりしました。
この時、先生たちは基本放っておきます。やがて子どもたちは自分たちの力で仲直りをして積み木を一緒に積み上げていきました。
この積み木を積み上げたり、雪を降らせてクリスマスの世界を作ったりしている間も子どもたちはクリスマスのことについて考えていきました。
やがてクリスマスの日、サンタクロースが子どもたちの前にやってきてプレゼントを渡しました。
子どもたちは感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」とサンタクロースにお礼を言いました。
『ひとつのことをみんなでやる』先生、そして子どもたち同士の信頼や絆も深まるってことですね。
佐々木代表は、「もっともっと体を動かしたりとか体験をすることですね。体験をすることによって言葉が増えてコミュニケーションが増えて、で将来の仕事や自分の夢に繋がっていくと思うんですね」と考えます。

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今回のポイントは「やりたい心を育てる」
昨年の放送で佐々木園長からは人づくりは園児各々の思いやりの心もって関わることが大切だ、というお話を伺った。
継続して明日やりたいことを子どもたちが話し合って決めていく方針をさらに深め、考える楽しさ、遊びを作る楽しさを高める新しいカリキュラムが加えた、とのことで園長を取材してきた。
パルクール という運動方法で、走る・跳ぶ・登る、を基本に壁や道具を活かして飛び移る・飛び降りる・回転して受け身をとるといったダイナミックな動作を繰り返し行うスポーツだ。
どんな状況でも動ける万能で実用的な心身を目指すことを理念とする。
リトルニュートン学園ではパルクールの理念を基に、障害物コースを子ども主体で考えて説明するところから作っていく。
多くの意見を出して仲間の認識を一致したうえで次の行動を計画して実行する。
一つには昨今の世界で起きる様々な気象、事件、変動の中で、周りの人をことを考え助け合っていくとともに、体力・運動能力も同時に重要であり、体力は意欲そのものにつながる。
 佐々木園長と話す中で、電力会社の研修施設に私が行ったときの話で、若い方々が危険を経験する、危険を警戒する機会が極端に減少しており、年配の指導者が思いもよらない事故やケガをする起こすことが起きていることを話した。
木に登るといった自ら困難に取り組む遊びを身近にすることが少ない今こそ、ダイナミックな動作を考えた運動を取り入れるきっかけとなっている。
パルクールにはあえて止まる障害も取り入れ、走って止まれない子どもに止まる重要性も経験させる。
自ら考えて探して実行することの楽しさが「やりたい心」を育むとのこと。
リトルニュートンでは楽しく考えるための方法を子どもたちに示し、子どもたちに自らが取り組んで目標を達成するためにプランを立て、達成する喜びを共感することで「やりたい心」を育んでいる。
4月から発行する算数と国語の新教材も、優しい難しい問題を繰り返し楽しませ、勉強もやりたい遊びにしていくそうだ。
リトルニュートン学園の「やりたい心を育てる」教育手法は、子どもだけでなく大人になっても人生を豊かにして手法といえる。
子供たちの将来が楽しみだ
企業情報
会社名

リトルニュートン

業種教育,学習支援業
事業内容子ども園・保育園・幼稚舎・幼児教室の経営
代表者佐々木周司
所在地広島市佐伯区海老山南1丁目8-37
お問い合わせ082-298-1554
ホームページhttps://little-newton.jp