2014.08.17 O.A.
地産地消で広島のにぎわいづくり
2002年(平成14年)に、活けす料理・水軍の宴を出店。生簀で泳ぐ鮮度抜群の魚を目の前で捌き提供するスタイルで人気を集める。西村社長の根底にあるものは「三里四方のものを食べる」という昔からの教え。三里四方(約12キロメートル以内)でとれた食材を食べていれば、健康で長生きができるという意味。
広島の景色も楽しめる割烹として注目を集める「厳遊庭」。
瀬戸内産の新鮮な魚介はもちろん、各地の美味しい厳選素材を丹精こめて調理。目の前に広がる世界遺産・厳島、広島市内の絶景までもが、ご馳走となります。出店前、この地を訪れた西村社長は、この景色に惚れ込んだといいます。また、お客様が、景色を眺めつつ、ふるさと・広島自慢をする姿に、喜びを感じているとも。
リーマンショック直後、安芸茶寮をオープン。そのコンセプトは、「県外からのお客様のもてなしの場」。
新鮮な瀬戸の魚を中心としたメニュー。食だけでなく空間づくりにもこだわりがあります。大きなカウンター。調理人が語らいながら料理を提供し、美味しさを深めるとともに、調理人自らも成長する場だといいます。
経済的に冷え込んだ時期もコンセプトを貫き、今、その存在感を世に表しています。
広島の冬の味覚、カキ。これを起爆剤に冬の時期のにぎわいの場づくりとしてプロデュースしたのが「かき小屋」です。2010年秋、広島・呉・三原にオープンさせました。
広島県や漁業協同組合、カキ業者などと協調しての取り組み。広島県の「瀬戸内 海の道構想」の実証事業として認定され、ひろしまオイスターロード協議会も設立されました。
現在、かき小屋は県内で10店舗が、展開。昨シーズンは、合わせて32万人を呼び込み、冬場のにぎわいづくりとして注目を集めました。そのプロデュース先は県外の、横浜、名古屋、松山などにも及んでいます。
飲食の世界で身を起こして25年、割烹、料亭、居酒屋、カキ小屋を経営。危機に直面するたびに、新たなチャレンジで乗り越えてきました。地産地消、おもてなし、にぎわいの場づくり・・・明確なコンセプトを持ち、それをいかにして実現していくか。自社だけでなく、周りをも巻き込んでいく「事業プロデュース」が発展の鍵となります。
会社名 | 株式会社西村 |
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業種 | 宿泊業,飲食サービス業 |
事業内容 | 割烹・料亭・居酒屋・かき小屋 |
従業員数 | 60名 パート約200名 |
所在地 | 〒730-0029 広島市中区三川町9-3-4F |
お問い合わせ | TEL082-545-0610 FAX082-545-5210 |