転倒予防くつ下で下請けからの脱却に成功した㈱コーポレーションパールスター。 さらなる医療用靴下の開発に挑み、｢外反母趾対策くつ下｣を完成させた。女性の約４割が悩んでいるという｢外反母趾｣。 これを患うと前後左右の重心バランスがくずれ歩行に悪影響を引き起こしてしまう。

｢外反母趾対策くつ下｣は、履くと｢外反母趾角｣が減少する。共同開発をした広島大学大学院保健学研究科・浦辺幸夫教授の調査では（60歳以上の女性15名を対象）、 着用２ヵ月後には8.3度の角度の低下が認められた。外反母趾角が減少することにより重心のバランスも改善。 高齢者を転倒から守り、活動意欲の低下が助長する廃用性の身体機能低下も防げると期待されている。

コーポレーションパールスターの新宅光男専務取締役は、｢以前から靴、装具、足底挿板などはあったが屋内で使用でき、 患者が痛がらない・使いやすい日用品での開発にこだわった。｣とくつ下で外反母趾対策ができる点へのこだわりを語る。