広島市安佐南区長楽寺の株式会社ニムラは、
住宅に関わるワンストップサービスを目指し、
リフォーム事業部・屋根工事事業部・不動産事業部を展開する企業です。
事務所にショールームを併設し、より良い顧客提案に努めています。
「株式会社ニムラは、何故キッチンを変えたいのか、風呂を変えたいのか、
顧客の不満を解決している仕事。」
と二村隆信社長は語ります。

５期連続での売上アップ。
それを支えるのは、20代から30代を中心とした社員たちです。
目指すものは、顧客信頼度、安佐南区No.1、そして社員信頼度、安佐南区No.1。
会社に不満や働きがいがなければ、顧客満足を生み出せないとして、
社員満足度向上を推進しています。

株式会社ニムラは、社長である、二村隆信さんが、
瓦葺きの職人として独立したことから始まりました。
株式会社設立当初は、トップダウン経営をしていましたが、考えを改め、
トップダウンを止めたところ、社風が変わり、多くの社員が集まってきました。
以来、ニムラは、社員に意思決定をしてもらって、
実践していくスタイルに変わったのです。

営業担当は、顧客満足度向上のための、勉強会を開催。
顧客役の社員を相手に、要望を深く聞き取る、話術を練習。
創業以来の経験は、瓦葺きの高い技術を培いました。
素早く、丁寧に。まさに職人技。
さらに安佐南区大町に、新たにショールームをオープン。
キッチン15台、風呂3台、トイレ13台、洗面化粧台6台と、商品を見比べられる、
安佐南区ではここにしかないような、店づくりをしています。

ニムラでは定期的に、社内バーベキューを開催。
不動産事業部、屋根工事事業部、リフォーム事業部と、
三つある事業部の垣根を越えたチームワークを培うことが目的です。
さらに内定後の新卒にも、細かなケアを。
月に一回、勉強会とともに、食事会を開催。
新卒同士のチームワークの向上と、
新卒と既存社員との関係性を向上させる活動なのです。

施工が終わってから、真価が問われる屋根工事。
ニムラでは、施工後、最大20年の保障をしています。
それは自社技術に対する、自信の現れです。
「社員に相談して、やりたいな、ということがあれば、
ひとつになってやっていける。」
ニムラは、社員主体での経営をする企業なのです。

テーマ　『地域でTOPを目指す』



屋根工事を得意として広島市安佐南区地域No1のリフォーム店を志向するニムラ。

寺社仏閣の屋根工事職人から平成11年に瓦工事店として安佐南区で創業し、

地域で愛されるNo1のリフォーム店を目指して邁進している。

アストラムライン長楽寺駅近くのニムラの店舗へ伺い、

二村社長にインタビューをしてきた。

事務所に伺うと社員の皆さんが明るく出迎えてくれた。

経営理念は『共に満足』『共に幸せ』『共に感謝』

当初の顧客は工務店など事業者が大半であったが、

今は個人のお客様の割合を多く占める。

お客様の満足には、社員さんの満足が大切として、

『社員が誇れる会社』『社員が幸せになる会社』を目指し、

チームで仕事に取り組むことを重視している。

その結果として5期連続の増収とのこと。

その成長は社員教育への注力にある。

事務所には経営理念だけでなく、

社員が守るべきことがわかりやすく細かく掲示され、何を良しとするのか、

全員が共有できるようにしている。

ちょっと驚いたのが社員教育にかける費用が、

社員数に対して相当かけているということ。

二村社長はじめスタッフ・幹部ともに社内外での研修に積極的に参加する。

顧客への提案、それを実施する工事、その後のアフターサービスとリフォームは、

人手による施工・サービスが中心となる。

自動的に機械が作るものとは大きく違い、

社員の意識により品質に大きな差が出てくる。

働きやすい職場環境作りを整えることで、会社の内面的な部分の強化を図ることで

会社のあるべき姿を明確に共有され、社員の働き甲斐に通じ、

顧客に愛される会社作りができる。

都会に出れば良い仕事、良い会社があるとは限らない。

むしろこれからは地域でのビジネスに着目し、

『地域でTOPを目指す』ことを懸命に考える時代ともいえる。

ものづくりは人づくりから、これを実践するニムラの将来に期待したい。