2017.02.12 O.A.
目指すのは課題解決型の街づくり
新たな都市づくりを推進する広島市の、〔ひろしま西風新都構想〕の、
ほぼ中央で行われている、都市開発事業[セントラルシティこころ]
現在の開発面積は、南北約3キロ、東西約1キロの、約100万坪。
その全てを統括し、事業を推進する企業が、西広島開発株式会社です。
「広島市にある、170以上の住宅・団地の7割くらいが出来て40年くらい経っている。
住宅地を中心に作られたこともあり、住民の高齢化に合わせるように、
団地自体も高齢化して行っている。
[こころ]には住宅地以外に、産業・商業用地が約22万坪、誘致企業が約130社、
働いている人が約4,500人いる。
住む機能だけではなくて、働く機能を持つことで、人が集まり、
街自体が高齢化しづらい、
いつまでも活力のある街づくりにつながっていく。
[セントラルシティこころ]は、将来に向けても、
課題解決型の街づくりを目指している。」
と、西広島開発の下紺社長は語ります。
〔セントラルシティこころ〕は、住居ゾーン〔こころ〕・
商業・業務ゾーン・産業ゾーンの3つで構成されています。
朝、[こころ]から出勤して行く人と同時に、
[こころ]にある、およそ130の企業には、多くの人が出勤して来ます。
その結果、〔こころ〕は、昼と夜の人口差が、少ない街になっているのです。
企業が集う場所に出来たのは、営業による誘致があったからでした。
買い物が出来る場所が身近にあるとともに、商業施設や企業という、働く場所がある。
その結果、[セントラルシティこころ]には、にぎわいや活性化が生じているのです。
[セントラルシティこころ]の中核を成す、住居ゾーンは、住む人には住みたい団地、
住んでいる人には永く住みたい団地を目指して、街づくりをしてます。
街の中には、休日に家族が集える、17箇所の公園があり、
グリーンパトロールが、街路樹や公園の維持管理をしています。
さらに、10万本の紅白つつじ帯や、庭園「西風梅苑」を作り、
住んでいる人が楽しめるようにもしています。
下紺社長は、[こころ]にこめた街づくりを次のように語っています。
「街は住んでいる人、働いている人のものだから、
その人達の目線で、いかにこの街を作り上げていくかが、大切。
住んで良かったと思えるような街を作るのが、我々の責任。」
快適な生活環境の創造。
それが[セントラルシティこころ]のアイデンティティなのです。
キーワード「文化の創造」
山に住宅地が点在している広島、高度成長期に開発が進み170以上の団地がある。
多くの問題点も抱え、坂が多い、買い物もたいへん……。
住宅立地が先に進み、交通などのインフラが
後から整備されていることが否めない。
本来、インフラがあってそこに人や産業が立地していくことが望ましい。
西風新都構想はそのような原点に立ち返り、
当初から都心や各地へ行くための交通や高速道路、
そして産業団地、住宅、スタジアムや商店などがまとまって開発が進んでおり、
全体では5万人が住まう場所である。
このような中で西広島開発の[セントラルシティこころ]は、平地が多く、
年齢とともにおとろえない街を構想して開発されている。
西広島開発では下紺社長はじめ幹部の方々にインタビューに応じて頂いた。
将来を見据えた街づくりは数年ではなく10年先、30年先、50年先を構想する。
ポイントは「文化の創造」
街に関わる人々の行動や生活を支え、互いが共有する誇れる街へ、
その街ならではの文化を作ることにより、住みやすいだけでなく、
様々な人が交流する場となる。
[セントラルシティこころ]には約4500名の雇用をもつ産業地区とともに、
京都の庭園を参考とした公園もある。
街とともにやがては大きな花が咲き、観光立地になる夢も描ける。
街づくりにはその見識と夢、将来を見据えた計画と実行にある。
庭園担当の女性社員さんに聞いたところ、
庭師になれるほどの勉強をして計画施工を行っているとのこと。
街を楽しく元気にする、その企画はどれだけ文化を創造できるかに係る。
文化は未来に向けた日々の努力と愛着にあると思う。
西広島開発が[こころ]に関わる方と一緒に街の知的財産を継承し、
文化を作り上げていくことに大きな期待をしたい。
会社名 | 西広島開発株式会社 |
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業種 | 不動産業,物品賃貸業 |
事業内容 | 官民一体で推進している広島の副都心[ひろしま西風新都]の中核を担う[セントラルシティこころ]の開発・分譲を行っている企業 |
代表者 | 代表取締役社長 下紺秀則 |
従業員数 | 20人 |
所在地 | 広島市佐伯区石内北二丁目1番2号 |
お問い合わせ | 西広島開発株式会社 代表082-848-0156 セントラルシティこころ 販売センター082-208-1021 |
ホームページ | http://www.e-cocoro.co.jp/ |