2018.09.16 O.A.
たまご業界をサポートする商社
日本の年間たまご消費量は、国民1人当たり、331個。
これは世界トップ3の国なのです。
それは食卓を飾るたまご料理をはじめ、パンやケーキ、
かまぼこなど加工品の原料として利用しています。
さらに生たまごの文化を持つのも高い水準を維持している要因のひとつです。
そのたまご生産農家や企業をサポートしているのが「株式会社チューチク」。
創業は1963年。
畜産施設の設計、施工、環境対策をはじめ、
パックやシールのデザインなどを提案している商社です。
日本のたまご自給率はなんと97%。
高い需要が見込まれるたまご業界の中で
チューチクは生産農家や企業をサポートする役割を担っています。
実際に農場へ行ってみました。
北広島町にある千代田ファーム。
ここではおよそ40万羽の鶏がたまごを産んでいます。
ここでは営業担当者が千代田ファームの担当者と情報交換を行っています。
チューチクでは、西日本で広く営業を担当しているので様々な情報が入ってきます。
スタッフたちは情報を共有し、その情報が必要とあれば提案していきます。
その農場にとって今、何が必要なのか、
常に要望を受け入れながらも積極的な提案をしています。
チューチクは、世界最大級の養鶏設備メーカー、
イタリアのファッコ社と日本総代理店契約を結んでいます。
長年、養鶏のシステムを研究開発を行い、
業界をリードしているファッコ社の最新設備が導入する農場がありました。
餌や糞、空調などの管理が自動化され、農場ではかなりの負担軽減が図れます。
これにより問題視されていた重労働や人手不足の解決が可能となります。
さらにGPセンター(グレーディング&パッキングセンター)では、
環境に優しい電解水装置の導入やたまごの汚れを瞬時に判断する装置など
安全安心なたまごの生産体制を築いています。
チューチクは、畜産飼料の取扱い商社である内外飼料や
たまごの加工品を始め、鶏肉加工などを扱うフレッズなど
ナイガイグループの一員なのです。
これらグループで培ったノウハウをいかし、
たまごの生産農家や企業に高品質で付加価値のある
たまご作りのノウハウを提供し続けます。
養鶏の生産流通システムを担うバーティカルインテグレーターとして、
餌となる飼料から生産、加工、販売まで一貫した総合的な事業を行っているチューチク。
羽井会長からお話を伺った。
今回のポイントは『選ばれる存在』と考えている。
選ばれる存在であるために、チューチクは総合流通業者として生産農家の大きな投資に応え、
課題に対応している。
施設の設計・施工から環境対策、病気の予防、設備のメンテナンスまで行い、
例えば道路脇に設置する卵の自動販売機、卵パックやラベルに至るまで対応するそうだ。
畜産農家に貢献することを第一に全国各地の施設にサービスを展開している。
良いものを安く提供するべく、設備機械は海外の機械装置まで探索し提案している。
細かい要望に応えるには社内の情報共有が欠かせない。
社員一人一人が技術営業の意識をもち、スキルを高め、迅速な対応と質の高い情報提供
により、畜産農家の省力化、機械化を推進し、効率的な生産を支える情報提供に注力
することを重視している。
余談であるが、ホームページを見ているとタマリエ検定というのがある。
たまごの素晴らしさをみんなに伝えるタマゴのソムリエ資格認定があった。
受けてみた結果一つ星タマリエ ゴールドに認定されたw。
たまごの基本的な知識を得ることができる。最高資格は名誉タマリエ。
ぜひ試してみてほしい。
今回のポイントは『選ばれる存在』は社員一人一人の意識と迅速な対応、質の高い
情報提供はもちろん、かゆいところに手が届く総合的な事業提案にある。
会社名 | 株式会社チューチク |
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業種 | 商社 |
事業内容 | 畜舎及び関連施設の設計・施工畜産用設備・機器及び関連資材の販売 |
代表者 | 羽井紀行 |
従業員数 | 13名 |
年商 | 39億(2017年7月期) |
所在地 | 広島市西区草津港2丁目7-1 |
お問い合わせ | 082-277-3020 |
ホームページ | http://www.naigai-group.com/group/02.html |