2019.03.03 O.A.
人と地球の健康のために
万田発酵の強みは、複数の植物性原材料を発酵・熟成させる「複合発酵」と、素材力を最大限に活かす「常温発酵」。
りんご、ニンジン、ひじき、米など53種類の野菜、果物、海藻、穀物を3年3ヵ月以上発酵・熟成。原材料は自社農園や契約農家を中心に栽培されたものを使っています。
そして、大きな役割を果たしているのが、因島の気候。夏はカラッと過ごしやすく、冬は温暖で雪が滅多に降らないという、非常に穏やかな気候に恵まれています。
「温度」「湿度」「風」「水」「土」…。これらの条件が揃い初めて製品が生まれるのです。
万田発酵の原点は植物由来の健康食品、万田酵素です。
創業者の松浦新吾郎会長が、家業の造り酒屋の技術を活かして開発を始めたものです。
「生き物の成長において、環境によって左右される部分を、発酵の力で、もっと向上させたい。発酵の秘密を解き明かしたい」という強い思いを持ち、研究に没頭。
試行錯誤を重ね、23年もの時を経て、1984年に植物発酵食品「万田酵素」が完成し、販売を開始しました。
万田発酵の世界でも類を見ない発酵技術を活かして生み出された製品群。健康食品、肥料、水産・畜産用飼料、農業・園芸資材、植物発酵エキスなどがあります。
商品も多角化。2018年には化粧品ブランド「Mforte」(エムフォルテ)を立ち上げました。美容液や化粧水、保湿クリームなどをラインナップ。健康食品を手掛ける万田発酵が、基礎化粧品に本格参入を果たしました。
また、日本健康・栄養食品協会が認定するGMP「適正製造規範」を取得しています。
2018年8月、本社敷地内に、「HAKKO(発酵)を学べるテーマパーク」HAKKOパークをオープンさせました。
花や野菜の畑が広がるガーデン。大きな大根などの野菜。これらは、植物用万田酵素の肥料で育てられたものです。ガーデンには、池や動物広場もあり、ニシキゴイやヤギには水畜産用の飼料、犬にはペット用フードを与えています。発酵の力、魅力を感じられる施設です。
HAKKOパークの中で目を引くのが、HAKKOゲート。瀬戸内海の島々をイメージしたアーチ状の三枚屋根に、ガラス張りの開放的な空間。ギフトショップや、オシャレなカフェがあります。サイクリストや観光客など、多くの方が利用しています。
「人と地球の健康に貢献する」というクレド(企業理念)実現の一環として、2013年からミャンマープロジェクトを開始。ミャンマー農家の生活向上のため、農業技術に寄与すべく取り組んでいます。
発酵という作用にはまだまだ未知なる部分が秘められている(様々な可能性がある)。それを解明していくことで、発酵を進化させていく企業。クレドの実現に向け取り組むことで、今後も研究、開発などを通じて、100年、200年、300年と継続できる企業を目指す!と松浦社長は力強く語ります。
会社名 | 万田発酵株式会社 |
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業種 | 製造業 |
事業内容 | 健康食品等の製造及び販売 |
所在地 | 〒722-2192 広島県尾道市因島重井町 5800-95 |
お問い合わせ | TEL 0845-24-3555(代) FAX 0845-26-2034 |