2019.09.22 O.A.
事業の多角化で地域の活性化を図る
江田島市大柿町に本社を置く株式会社大柿産業。主に公共事業の建設などを担っています。現在も新たに地元の保育園の建設を進めています。そんな中、島では、高齢化や後継者不足による土地の荒廃が懸念されています。手つかずだと土地には草が生え、周辺への悪影響の可能性もあります。そこで大柿産業は、遊休地を活用すべく、太陽光パネルの設置を提案しています。国が再生可能エネルギーとして勧めている事業。これは温暖な気候で日照時間も比較的長い島ならではの利点を活かした事業。その評判は口コミで広がり、次々に島には再生可能エネルギー【太陽光パネル」が設置されていきました。
再生可能エネルギー「太陽光パネル」の事業で次々に遊休地を活用していく株式会社大柿産業は、次なる一手として夢のマイホームに着手しました。それは、太陽光パネルから得た電気をソーラー売電としてローンの足しに組み込むと言うもの。これにより毎月の返済負担の軽減をもたらすことになり、マイホームを夢物語としていた人たちの夢を現実にすることができるようになりました。この事業を展開するにあたり、株式会社大柿産業では、いえとち本舗ブランドを立ち上げました。現在では、江田島市以外の広島市や東広島市などに展開をしています。
さらに株式会社大柿産業では、島の課題のひとつでもある人手不足の解決策にも着手します。島では、日本人の若者たちが敬遠しがちな重労働の仕事:牡蠣業者や建設業者など人手不足は、事業の停滞を招きかねぬことから問題となっていました。そこで株式会社大柿産業は、外国人労働者の斡旋事業を14年前から行ってきました。今では、島民と外国人労働者たちの交流も深まってきています。
この夏、沖美の浜辺にあるリゾート施設の指定業者になった株式会社大柿産業。
実は、戦前、旧大柿町大君で割烹旅館を中本社長の両親が営んでいました。
日頃から人に喜ばれることをしなさいと言われてきた中本社長は、地元愛からも島の活性化に着手。"Uminos Spa&Resort"をオープンしました。そこでは、地元の漁師と提携し、目の前の海で捕れるタコやアナゴなど海の幸をメニューにしたり、自慢の瀬戸内海に沈む夕日をレストランや客室、大浴場から眺望できる売りを前面に出したりしています。さらに秋にはグランピングも行い、島へ観光客が訪れるアイデアを実現化しています。”客をもてなすココロ”は、中本家に受け継がれる精神でもあります。
お客様と共に夢ある街づくりをめざす大柿建設グループ。
ポイントは「お客様に喜んでもらう」という創業からの思い。
大柿産業グループは建設業や太陽光発電設備のほか“いえとち本舗”や"Uminos Spa&Resort”などのホテル運営などを営む。
インタビューには中本取締役が対応してくれた。
多くの事業を展開する中で、軸とする思いは「お客様に喜んでもらう」という創業からの思いをつないでいるとのこと。
いえとち本舗は広島市と新たに東広島市で展開し、リーズナブルな太陽光発電付き住宅として急伸している事業とのこと。
普段使う電気を住宅自らが生み出し余りは売る。もともとその機能をつけているので、結果的に住宅・光熱費負担を軽くする。
また郊外に特化した販売をすることで、欲しいお客様に十分な広さとアパートなみのコストで一軒家を供給する。
このビジネスモデルで注目したのは契約締結の速さにある。パッケージ化された提案によりお客様、従業員双方にとってわかりやすくしている。
結果、授業員負担は軽減され、その分お客様に喜んでもらえる価格に還元されるとのこと。
営業職の見えざるコストは生産性の高い方法へ切り替えていくことで、早い段階で受注がとれ、それこそが競争力になるといえる。
一方で”Uminos Spa&Resort”は大柿産業の地場にある施設。以前の事業者が撤退した後、指定管理業者となり、
よりよい施設へ転換して江田島に多くの方に来て楽しんでもらいたい、という意気込みでリニューアルを進めているとのこと。
そもそも創業は割烹旅館だそうで、おばあさんから『お客様が喜ぶことをすれば商売はずっとうまくいく』と中本さんは聞いて今に至っており、
それを実践しているそうだ。
中本さん曰く『わくわく創造企業』でありたいそうだ。
どんな事業をするときも、お客様が集い喜んでもらえることを考えると、自身がワクワクするし、それが従業員にもお客様にも伝わり
周りにも伝わって全体が良くなっていく。
大柿産業グループの様々な事業により、新しい街の創造が進んでいくことに期待したい。
会社名 | 株式会社大柿産業 |
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業種 | 建設業 |
事業内容 | 建設業、商業施設企画・開発、コンクリート二次製品販売、リゾート事業 |
代表者 | 中本正彦 |
所在地 | 江田島市大柿町飛渡瀬4249-1 |
お問い合わせ | 0823-57-5225 |
ホームページ | https://ogakisangyo.co.jp/ |