1919年、日本におけるヤスリの一大産地、仁方で家内工業として創業。卓越した職人技で、ヤスリを生み出してきた。 そして1959年に砥石メーカーに。そして、1972年。伝承してきた技と精神を受け継ぎ、ダイヤモンド工具メーカーへと業種転換した。 創業当初から変わらない企業理念｢顧客に100％信頼される道具を提供し、顧客の創造力をサポートすること｣。 ヤスリ、砥石、ダイヤモンド工具と製品が変わってもその工具に染み込まれた精神は変わらない。 現場のニーズがモノづくりの原点。創業100年に向けて呉英製作所は、走り続ける。

ダイヤモンド工具を使用する現場では、コンクリートなどの切断時の粉塵などにより、周囲や作業者への影響が懸念されている。 作業環境の改善は、現場における大きなテーマ。そんなニーズを工具製造メーカーとして何かできないか？
　 そんな思いを胸に開発したのが、『７'エアージョブ』。コンクリートなどを切断しながら粉塵をほとんど吸い込むという環境装置だ。 カッターの動力のエアーを分岐し、その分岐したエアーの力で周りの空気や粉塵を吸い込み、バッグに集塵する。 営業部２２人が現場に足を運び、作業状況や周囲への影響、工具の使用方法などをリサーチし製品開発に活かした。

約10年前、営業売り上げ目標を持たない女性営業スタッフを配置。販売店の要望を聞きだし、開発などに活かす。 販売店からの要望に応え、現在オリジナルカッターの製作を行っている。オリジナルカッターを製作することで、 リピート率があがり売上に繋がっている。