2014.03.16 O.A.
小さな企業から生まれた大ヒット商品が、地域運動へ発展
『転倒予防の発信地・安芸津』。今、町では地域が連携して予防医療に取り組んでいます。そこには地元企業の新たな挑戦がありました。 東広島市安芸津町にある株式会社コーポレーションパールスター。100年の歴史を誇る工場では、用途に応じた様々なタイプの靴下が作られています。 情熱企業 TSS テレビ新広島 株式会社コーポレーションパールスター そしてコーポレーションパールスターの強み、それが機能性靴下の開発・製造です。2010年、この開発事業は、 産学官連携による中国地域の技術開発の発展に貢献したとして、広島大学の浦辺教授と共に共同研究・技術移転功労賞を受賞しました。
ひとつの受賞は、町にも影響を少しずつ与えて行きました。高齢化が進む安芸津町では、県立安芸津病院やコーポレーションパールスターなど、 地域が連携して予防医療に取り組んでいるのです。この日は県立安芸津病院が十七回目となる公開講座を開催。 それは、話題性のある内容をわかりやすく紹介し、市民に関心を持ってもらいます。 また整形外科の先生の話の中では、コーポレーションパールスターの転倒予防靴下も紹介されていました。その機能性に注目されています。
昨年、東広島市で開催された転倒予防学会で好評だった転倒予防体操も県立安芸津病院のスタッフがオリジナル版を作成。参加者たちに普及させ、 予防医療に努めます。
情熱企業 TSS テレビ新広島 株式会社コーポレーションパールスター転倒予防を発信していくため、新宅専務が次に動いたこと。それが、自らインストラクターの資格を取得したノルディックウォーキングです。 このノルディックウォーキングを町全体に普及していくことで転倒予防靴下とともに予防医療に向けてつなげていきたいと新宅専務は考えます。 実は、県立安芸津病院では患者のおよそ8割が75歳以上の高齢者なのです。新宅専務は高齢者による転倒事故を防ぐことが、予防医療に繋がると考えます。
県立安芸津病院の協力で行われた調査・研究は、自立歩行可能な患者に「転倒予防靴下」の着用前と着用後の歩行状態の変化や靴下の履き心地などを調べ、 その分析を行うものです。この分析を担当したのは、これまで新宅専務とともに機能性靴下の研究を行なってきた県立広島大学の井上准教授です。 機能性とはき心地さを追求した転倒予防靴下なのです。
情熱企業 TSS テレビ新広島 株式会社コーポレーションパールスターより機能性の高い靴下の開発製造を行い、販路の拡大をはかろうと、 コーポレーションパールスターでは医療機器製造業および医療機器製造販売業の認可を目指しました。 それは5年前、娘さんが願いが叶うようにとくれた"だるま"にも気持ちが入ります。これからコーポレーションパールスターは、 機能性靴下の販路拡大に向けてさらなる飛躍を目指します。
会社名 | 株式会社コーポレーションパールスター |
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業種 | 製造業 |
事業内容 | 靴下70%、サポーター20%、環境関連品10% |
従業員数 | 36人 |
年商 | 30,100万円 |
所在地 | 広島県東広島市安芸津町三津4424 |
お問い合わせ | 0846-45-0116 |
ホームページ | http://www.corporation-pearlstar.com/ |