2009.12.20 O.A.
エネルギーをトータルマネジメントする省エネ企業の挑戦
広島市安佐南区にある株式会社原田は大型施設の省電力システムや太陽光発電の構築、その保守・点検などを行う、 いわばエネルギーのトータルマネジメント会社です。経済の発展に合わせて上昇するエネルギー消費量。 その抑制は企業にとって急務の課題です。今でこそ各企業はその問題に取り組んでいますが、 こちらではすでに30年近くも前から事業化に取り組んでいました。そんな先見の明を持つ企業の新たな取り組みの一つがフード事業です。
広島市内を走る一台の軽自動車。側面に書かれている店の名は「はら田家のたいやき」。 生地には山口県にある出雲ファームの地養卵を、また100%十勝あずきを使った甘すぎないあんこが味の決め手です。 薄皮で羽根付きのパリッとした食感が人気を呼んでいるこちらのたいやき。ブームの波にも乗り、売り上げは順調に伸びているといいます。
そして株式会社原田が創業当初から、一番取り組んでいるのが「省エネ事業」です。 企業にとって、電力料金などの固定費をおさえるのは大命題です。とりわけ電力を必要とするのが空調機なのです。 株式会社原田が持つDACシステムは、空調機の室外機を30分に1回もしくは2回、自動で制御して使用電力量を低減させることが出来るのです。
大型施設などの電力の基本料金は、一般家庭とは異なり1年のうちに出した最大使用量を基準にして、その後一年間の基本料金が設定されます。 DACシステムは空調機の最大電力のピークを自動的に抑えるので、基本料金と電気料金を削減することができるのです。 大規模だけではなく、中・小規模の施設などには、同じ制御機能を持つ、アスペックスというシステムがあります。
電力まわりの負担を減らすことにかけた株式会社原田では、太陽の光エネルギーから電気を作る太陽光発電システムをはじめ、 一般家庭の電力削減にも目を向けました。大気中の熱でお湯を沸かすヒートポンプ給湯器、そしてIHクッキングヒーターなど、 経済的で環境にも優しい商品の普及を目指しています。 環境への負荷をおさえるため、新しい省エネ技術はこれからも求められます。私たちの生活に欠かせないエネルギー。 それをうまく利用するアイデアを株式会社原田は考えています。
会社名 | 株式会社原田 |
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業種 | 建設業、電気・ガス・熱供給・水道業 |
事業内容 | 省電力システムの開発・販売・施工、一般電気設備工事・保守・点検、太陽光発電・オール電化工事、住宅リフォーム工事 |
従業員数 | 55名 |
年商 | 7億5千万円 |
所在地 | 広島市安佐南区西原2-26-39 |
お問い合わせ | 082-832-2711 |
ホームページ | http://www.harada-inc.com/ |