広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2009.12.27 O.A.

とびきりの広島の食をネットで全国へ!ある飲食店の挑戦

社長が惚れ込んだのは"広島の食材"

広島市内の和食料理店『人有喜-蔵-』、『人有喜-宴-』、『山暖(やまひなた)』の3店舗を運営する、『株式会社A.C.E.』。大手グルメサイトで、中国地方の年間アクセス数NO.1も獲得し、抜群の注目度で人気を集めている。人気の秘密は、同社社長・井手祐之さんがこだわって集めた食材だ。特に広島産の食材にこだわり料理を提供している。「広島には美味しいものがたくさんある」そう話す井手社長がお店で使用する食材は、自らが県内を走り回り探してきたものだ。
井手社長が、自信を持っている食材の一つはカキ。江田島にある『有限会社 三浦海産』が育てるカキは一味違う。カキが一番元気で美味しく育つように、こまめに筏を移動するなど、手間隙かけた独自の育て方をしているからだ。また、熟練の技を持つ打ち子さんが、丁寧にカキをむき身にすることで、生きたまま出荷させことが出来る。育成から出荷までこだわった『三浦海産』のかきは、お店の看板メニューの一つ。
そしてもう一つ、こだわっているのが"日本酒"。広島県は酒どころとして全国的にも有名で、美味しい日本酒が多い。その中で、井手社長がこだわるのは、呉市仁方にある『宝剣酒造』の日本酒・"宝剣"。甘い香りが優しく香る宝剣は、全国新酒鑑評会で5度の金賞に輝いた。その秘密は、"宝剣名水"と言われる湧水。100年以上かけて湧き出てくる水は天然のミネラルを含んだ、まさに宝の水。金賞5回の土台ともいえる。

惚れた食材を、もっと広めたい

こだわりぬいた自慢の食材を前に、社長は改めて感じた。「広島には美味しいものがたくさんある—」。それを日本中に伝えるために、井出社長はある秘策を考える。それは"ネットマーケティング"。大手グルメサイトで店舗紹介し、そこで広島の美味しい食材や生産者のこだわりを紹介。料理の写真は自ら撮影した。食材への愛着、そしてその魅力を一番理解しているのは井手社長だからだ。
こだわりの食材と、インターネットを利用した情報発信。このふたつの柱が不況と言われるなかでも客が集まる秘密。そして、広島の美味しい食材を全国に届けるため、"カキの土手鍋"のお取り寄せなどを開始する予定だ。 「広島の美味を、もっと多くの人へ・・」井手社長の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

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