広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2017.07.09 O.A.

特殊高所技術で社会インフラを守る

株式会社Roope's (ループス)
特殊高所技術で社会インフラを守る

社会全体で、構造物の老朽化が問題となっています。私達が日ごろ利用している橋梁などの社会インフラを守るためには健全な状態を保つ必要があり、点検の重要性も高まっています。通常の点検作業では、人が容易に近づけないところに対して重機の使用や足場の仮設を用いますが、それでも作業の実施が困難なところをループスの技術がカバーしているのです。

特殊高所技術とは?

ループスの得意とする特殊高所技術は、ロープや特殊機材を用いて安全に移動する技術。NETIS (国土交通省 新技術情報提供システム) に登録されており国土交通省が自ら活用の促進をはかるとしている。また、活用効果調査結果においても「従来技術と比較して安全性が向上する」と安全性が高く評価されています。その特殊技術を用いて、簡単に近づくことのできない場所で安全を確認しています。交通規制や足場の仮設、重機の使用などが必要なく大幅なコスト削減、工期短縮を可能としています。特別な体力が必要な技術だと思われがちですが、一般的な運動能力があれば作業をすることができます。

中国・四国地方で事業を展開・・・

2014年に会社を設立。主に中国・四国地方で事業を展開しています。会社設立当時、国土交通省令で構造物の点検は、近接目視点検を基本とすることが規定されました。それ以前は、遠望目視点検、はしごや双眼鏡などを利用して可能な限り近づき、施設の損傷状態を目視で確認することも認められていました。しかし、触診や打音検査ができる距離まで近づき施設の損傷状態を詳細に調べること、近接目視点検が求められるようになったのです。そこで、近づくことが困難な場所に近接し点検するために、ループスの技術が活かされているのです。

安全な作業のために

ロープは、作業後に洗濯し、傷みがないか確認します。機材は、小さなものから大きなものまで、毎日のチェックを欠かしません。曲がりやガタつき、磨耗。機材のチェックは、明日への準備でもあります。作業前には、ミーティング。点検内容や手順、注意事項などを確認し、より安全に作業が進められるよう努めます。続いて大事なのが装備の確認。お互いに声を出しチェックします。作業技術向上のために自社での研修を随時行っています。また、入社時には、京都にある特殊高所技術協会で約2週間の研修を行います。高さへの恐怖心、それが、安全に直結するといいます。恐怖心があるから、ひとつひとつの動作をより安全に確実に行うことができるのです。

企業情報
会社名

株式会社Roope's (ループス)

業種学術研究,専門・技術サービス業
事業内容橋梁・ダム等の構造物の調査、点検
及び軽微な補修業務
代表者代表取締役  丹羽 健介
従業員数18人
所在地広島県広島市安佐南区祇園4-51-24
お問い合わせTEL 082-555-9502
FAX 082-555-9501
ホームページhttp://www.roopes.co.jp/
事業所案内四国営業所
愛媛県四国中央市妻鳥町744-5
TEL0896-22-4554
FAX0896-22-4553