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毎週日曜日 あさ6時45分放送(月曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2017.09.03 O.A.

製品開発への挑戦

西川ゴム工業株式会社
ひと味違うシール製品

普段は目立たない存在、ウェザーストリップ。
それはドアやガラスをシーリングして、
雨や風が自動車の中に浸入するのを防ぐためにあるものです。
シール製品を開発し続ける企業、それが業界トップシェアを誇る、
西川ゴム工業株式会社です。
西川ゴム工業の福岡美朝社長には夢があります。
「西川ゴムのシールがついている自動車のシール性能や音性能は、
ちょっとひと味違うよね、
というような製品を作ってもらいたい。」

高機能製品の秘密

扱うウェザーストリップは、大きく4種類。
ドア構造にフィットした、ドアアウター。
車体側に取り付ける、ドアインナー。
ウインドウガラスのまわりに取り付ける、
グラスランチャンネル。
トランクに取り付ける、トランクリッド。
他にも様々な部位に使用されています。
基本となる技術が、ゴムの中に気泡を作る発泡です。
色々な気泡の作り方があり、1.1倍・低発泡、11倍・高発泡、
20倍・超発泡といった具合に、
気泡の大きさや数で倍率が高くなると軽くなります。
またゴム配合を調整することで、弾みぐあいになどの性質を調整することも可能です。
こうした積み重ねで、[高機能]な製品が作られているのです。

新製品の開発

西川ゴム工業では、さまざまな新製品にチャレンジしています。
そのひとつが、ウインドウガラスのまわりに取り付ける、
グラスランチャンネルの樹脂化です。
樹脂にすると約3割軽量化、発泡するとさらに約1割、
合計約4割の軽量化をすることが出来ます。
オープンカーのウェザーストリップにも挑戦。
分割されたルーフのシールを保つ開発をしています。
ドアの中に隠されたドアホールシールも開発。軽量化や作業性のために空いている、
ドアの内側の穴を塞ぎつつ、水の透過や音の透過を防いでいます。

防音性能を追求

自動車に設置されたシールの防音性能を高めるために、さまざまな試験を行っています。
36個のマイクがついたパラボラ状の機械「音源探査装置」は、
シール部分からの音漏れを計測し、強化していくための検査。
人の形を模した特殊マイク、ダミーヘッドは、走行時の騒音を録音。
自動車メーカーに音を聞いてもらって、性能良さを理解してもらうために使っています。

樹脂技術グローバルセンター

グローバル化を推進する西川ゴム工業の活動のひとつが、吉田工場にある、
樹脂技術グローバルセンターにありました。
日本に流れている自動車のグラスランチャンネルのほとんどが樹脂。
樹脂の製品を、どう設計、製造していくのか、という目的で作られました。
取り組んでいるのは、口金。押出成形の要になる技術です。
口金をチューニングするための施設も併設し、世界中の拠点で、
同じ品質の製品が作れるよう、活動しています。
さまざまなチャレンジの積み重ねが、西川ゴム工業の礎となっています。

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今回のポイントは「根幹技術と新技術」

己の立てる所を深く掘れ そこに必ず泉あらん(ニーチェの言葉)を行動指針とする西川ゴム工業。
「品質」、「安全」、「技術」、「人材」のPDCAが確実に回し、
お客様、お取引先、社員の期待に応えて企業価値を向上させる。
2020年を目前に新社長に就任された福岡社長にインタビューを行った。
今回のポイントは「根幹技術と新技術」と考えた。
福岡社長は創業家以外でかつ31年ぶりの社長交代での就任。
予測がつきにくい時代において、福岡社長自身が社内や社員が
より良い方向へ変わっていくきっかけとなる、と力強く語られた。
西川ゴムの根幹技術はシール(密閉)とフォーム(発泡)技術にある。
シール(密閉)とフォーム(発泡)技術が「己の立てるところ」であるとして、
お取引先から「西川ゴムでなければ・・・」と言われるとともに、
多くの方から「このシールは西川ゴムだよね」と言われる
価値ある企業になるべく、技術の深堀していきたいと話されている。
自動車においては、音と軽量がテーマに上げられるが、
質を担保することが大切。
車のドアの戸締り音、心地よい走行音。仕様に沿った製品を供給するだけでなく、
お客様の快適につながる使用感や空間を提供するツールとして、質をいかに高めるか。
使われるものを知って、そのための機能部品を提供する。
これはなかなか大変だと思う。
良い製品、良いシールを作るために何をすべきか。
技術開発だけでなく、社内外における
コミュニケーションを円滑にとれる人材の育成に注力していくそうである。
情報を正確に早く確実に伝え、次のアクションに迅速に対応するには、
コミュニケーション能力を高めることは重要であり、武器となる。
一方で新しい技術が日々開発され、
例えば3Dプリンターで複雑な金型が製作できるようになれば、
それを活用しつつさらに先を見据えた開発はしなくてはならない。
西川ゴムでは産学連携や中小企業との共同・連携での開発も積極的に進めており、
新しい連携も望んでいる。
なくてはならないものを開発し続けるために、技術開発と改善を行うこと。
ここに根幹技術を継承して新技術を創造し続けることのポイントが垣間見れる。
私が思うに、ゴムは表面処理が難しい素材であることから、
これからは機能性表面を高められる加工処理や機能材料とのマッチングは
面白いと思っている。
世界の方からシール部品を見たとき、これは広島の西川ゴムだよね、
と言われる日が早く来ることを大いに期待したい。
企業情報
会社名

西川ゴム工業株式会社

業種製造業
事業内容ゴム、プラスチック等の高分子製品の開発、設計、製造、販売
従業員数1,356名
年商92,844百万円
所在地広島県広島市西区三篠町二丁目2番8号
お問い合わせ082-237-9371
ホームページhttp://www.nishikawa-rbr.co.jp/