広島地域 8ch

毎週日曜日 あさ6時45分放送(月曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2017.09.17 O.A.

天然素材の可能性を求め 顧客の要望に応える開発力

ヤスハラケミカル株式会社
天然素材テルペンとは

広島県東部に位置する府中市に
「ヤスハラケミカル株式会社」の本社があります。
主には、テルペン樹脂事業やホットメルト接着剤事業、
化成品事業、ラミネートフィルム事業です。
その原料となるのがテルペン。

古代から美容のための香油や塗装に使われていた
松脂(まつやに)から採れる植物の精油やオレンジオイルから
とれます。
ヤスハラケミカルでは、その原料を輸入し、福山工場などで
蒸留精製し、テルペン成分を抽出しています。

生活に欠かせないテルペン

府中市にある鵜飼工場では、主にラミネートフィルムと
ホットメルト接着剤を製造しています。
ラミネートフィルムでは、自社原料と購入フィルムなどを
合わせます。その際、確実にラミネートされるようにフィルムに
前処理します。
溶融した原料を押し出し、ラミネートを施します。
このラミネートフィルムは製本の光沢やショッピングバッグなどの艶出し用フィルムとして活用されています。
私達の身近にある本やバッグも実はヤスハラケミカルが関わっている可能性が高いのです。

顧客の要望に応えるために

ホットメルト接着剤の工場では、原料を均一に加熱、溶融、混合するのですがそれはまるで御餅をこねているような光景です。
釜から抜き出されたら成型工程に入ります。
そのひとつの商品がなんとも可愛らしい小さなボール型をしたものでした。実はボール状だと粘着力は出ません。
しかし割ると不思議なことに粘着力が発生します。
これは顧客からの相談を受けてヤスハラケミカルが開発した商品なのです。このように顧客からのリクエストばかりではなく
提案型企業でもあります。

力を入れる研究開発

福山工場の敷地内にヤスハラケミカル研究所があります。
ここでは研究スタッフが、原料や製品を分析し報告したり
営業からの相談で新製品の開発を行っています。
再生可能な天然素材テルペン樹脂の可能性を広げ、高付加価値の製品を求めて研究所の役割が高まっています。

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自然の恵みと科学技術を融合させ、
持続可能な暮らしの実現に貢献する
ヤスハラケミカル。安原社長にインタビューを行った。
今回のポイントは「相反する要求のバランス」をとることに
ある。

松やオレンジの油脂など植物由来の原料から
生成されるテルペン。
あまり身近な材料ではないが、粘着テープや電子基板、
印刷インキと生活の中で
様々な利用がされているものである。

ヤスハラケミカルの製品はお客様が製造する製品の中で、
機能を高めるための
材料であり、使用されている量の割合は
低い副次的な材料だそうだ。
例えば、以前の携帯電話では画面は見るだけ、
これがスマホに変わると画面は操作性まで求められた表面を
要求される。このような要求に対応することになる。
化学製品におけるニーズととらえ方、シーズの開発について
聞いてみると、お客様が必要とする製品を開発すること。
それだけなのだろうか。
具体的には、
・直販を基本としておりお客様とは代理店を通さずダイレクトに
 やり取りをしている。
・お客様にとってベターなものとすることで、ヤスハラケミカルを
 選んでもらう
・お客様とのキャッチボールができる関係であることを大切に
 しているそうである。

テルペンは植物由来のものであること、
お客様の厳しい要求に対応する製品。
エコと性能、そしてコスト、品質など「相反する要求のバランス」
をとり、適正な製品を供給することがヤスハラケミカルの
ポイントである。
そのために、安定した製造ができる設備の維持、開発、
営業が一体となって企業を動かしていく。

知られざる広島の化学製品は、少なくてもピリっと効いた、
優れた製品を作る。
新たなる価値をつなぐ大きな存在なのだ。
企業情報
会社名

ヤスハラケミカル株式会社

業種製造業
事業内容テルペン樹脂事業 化成品事業 ホットメルト接着剤事業 ラミネートフィルム事業
代表者安原禎二
従業員数257名・2017年3月末
所在地府中市高木町1080番地
お問い合わせ0847-45-3530
ホームページhttp://www.yschem.co.jp