広島地域 8ch

毎週日曜日 朝6時45分放送

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2020.03.08 O.A.

餃子を広島の新しい食文化に

井辻食産株式会社
国民食”餃子”をみんなでわいわいと

餃子の皮を作って70年以上、「井辻食産株式会社」。
その生産量は、西日本トップクラスを誇ります。
本社に隣接する工場では、フル稼働で餃子の皮を生産しています。
その種類も多彩で、通常の小麦粉の皮から米粉を使った皮まであります。3代目でもある井辻龍介社長は、製造従業員たちに消費者の笑顔を作っているんだよと訴えています。

社長がユーチューバー?

本社のとある一室では、井辻社長がカメラの前で語っています。
それは、井辻社長自らがユーチューバーとなって商品のことやお店のことを紹介しているのです。何故、そこまでしているのかと聞いてみるとトップが出ることで会社のブランド力が上がったり、説得力があると言います。
創業は1947年。創業者井辻美代次さんが小さな製麺所を創業しました。1967年には、作った麺がどういう反応を皆さんしているのかを知るために「広島ランメン」をオープンしました。これが井辻食産、初の外食事業でした。「広島ランメン」は最大14店舗まで拡張していきました。
また2代目は、異業態のカナダ館を廿日市と安佐南区にオープン。そして30歳で3代目となった井辻現社長は2011年に餃子家龍をオープンさせました。餃子家龍は市内中心部を中心に11店舗まで拡張しています。

従業員の育成にも力を注ぐ

事業の拡大を図る井辻食産。求人不足の中、従業員のスキルを高め、
やる気を見いだします。そのひとつが定期的に開催されるマネジメントゲーム。幹部はもちろん、店長やホールスタッフさらには、製造の従業員も参加しています。井辻社長は、それぞれ個々の会社の社長になって競い合うマネジメントゲームに参加することで経営感覚や日頃接しない横の繋がりができたらと期待しています。
また、メニュー開発でもまずはやってみてだめなら次という風にチャレンジ精神を持つように言います。

創業者の思いをいつまでも

社名にある”食産”これは、創業者の思いが込められたもの。
戦後のまだ外食があまりなかった時代、創業者には一つの思いがありました。それは、”食を産業にしたい”。この思いは、70年以上経った今でも大切にしています。
そしてその思いを常に社員一同が共有するためにあるのが、「井辻食産の経営計画書」。井辻社長自らが毎年、山に籠り作成します。
社員は常に携帯し、創業から受け継いできた企業理念や教育方針などを熟読します。こうすることで価値観の共有が図れます。

プロフィールへ

続きを見る
製麺業から飲食業まで手掛ける井辻食産。
今回のポイントは「モノとコトを両立する強み」とした。

井辻食産は自社で製造する餃子の皮は一般のスーパーなどで小売りをする。餃子などの惣菜
食材も製造販売。この製品を餃子屋龍の店舗で提供する。
コトである飲食サービスの提供はマーケティングの機会としているそうだ。
自社で製造している商品が飲食店でどれくらい売れるか、顧客や厨房の評判はどうか、新商品
の反応はどうか。スーパーで購入した食材が家でどう食べられているか、容易には見に行け
ない。自社店舗ならば来店客の様子を見ることができ、製品にも応用できる。

飲食店運営は社員の結束力、サービス品質の維持をどのようにしているか。食材もサービス
もどちらかにクレームが出れば、両方の評判を落としてしまうリスクがある。
井辻社長は先代から続く社員用の手帳の活用を続けているそうだ。私も依頼されて企業の
手帳編集に協力しているが、この手帳の効果は大きいと考える。毎年更新し、繰り返し理念を
説くと共に、年度方針・年度計画を共有し、各自の目標を明確にしていく。時には教科書と
して勉強会に使用し、現場で判断に迷うときに振り替えることで正しい考え方ができる。
社員と共通の言語と認識を持つことで方向性を合わせていく。
手帳は絶えず携帯するものとなるが、その効果は大きい。

今回のポイント「モノとコトを両立する強み」は事業として両立することでビジネスを
強くするといえる。しかし、モノづくりとサービスという特性の違う業務にあって社員と
想いを共有させるには何らかの手段を取らなくては機能しない。
そこに手帳というツールを使い、方向性を合わせることで機能的な事業となる。

井辻社長は餃子を広島の文化にしたい、とのメッセージを頂いた。
広島の餃子が文化となるために、より強い会社となることに期待したい。
企業情報
会社名

井辻食産株式会社

業種製造業
事業内容【食品事業部】
・餃子皮、春巻皮、ワンタン皮等の製造販売
・国産米粉100%使用お米の皮(餃子用大判)
・国産米粉100%使用お米の皮(春巻用)
【外食事業部】
・パスタ店、餃子居酒屋の店舗展開(現10店舗)
【中食事業部】
・冷凍生餃子の店頭販売、通信販売(現2店舗)

代表者井辻龍介

従業員数160名
所在地広島市安佐南区長束5丁目6番8号
お問い合わせ082-238-3821
ホームページhttps://www.itsuji.co.jp