広島地域 8ch

毎週日曜日 あさ6時45分放送(月曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する中小企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2011.02.27 O.A.

汚泥をリサイクル材に ~資源循環への挑戦~

株式会社熊野技建
汚泥リサイクル技術 K.EB SYSTEM

建設系産業廃棄物で最も多く出されるという汚泥。その汚泥をリサイクル材へと生まれ変わらせるシステム、それがK.EB SYSTEMです。 汚泥は埋立処理ですが、最終処分場の現象、再生処分に懸かるコストの増大、再生材の使途が確立されていないなどの理由で、 リサイクルの進捗状況は芳しくありませんでした。そんな汚泥を安価で確実に再生利用可能な製品へと転換できる汚泥再資源化システムです。 原料は、ミキサーで固化材などと混ぜ、ふるい分けられた0~7mmの汚泥。製砂プラントからだされる濁水(ドロドロの汚泥)。 その2種類の汚泥に、石炭灰、セメントなどを、独自技術開発した混連ミキサーで混ぜ合わせて汚泥リサイクル材、EBを作る。 ミキサーで混ぜ合わせる際に、加熱・加圧せず、リサイクル材を生成することで低コスト化を実現しました。

汚泥リサイクル材 E・Bを利用し、再生上層路盤材R・Mを製造

2003年に開発したのが、再生上層路盤材R・M。道路などのアスファルト直下に使用する上層路盤材です。 2003年当時、規格として"R・M"は世の中に存在していたが、再生材を使用した上層路盤材は強度の問題など 厳しい品質基準をクリアできないとのことで世の中には再生上層路盤材は無かった。 ならば、自分たちの技術力を駆使して作ってみせる。こうして熊野技建はR・Mを開発した。 その素材は、再生コンクリート再生R・Cに汚泥リサイクル材E・B。研究開発の末、基準を満たす配合を見つけた。 現在、東広島呉道路など様々な道路で使用されている。年間10tトラック3000台分を生産している。

産業廃棄物から開発したインターロッキングブロック クマロック

日々進められる汚泥リサイクル材E・Bの研究。その研究から多孔質という特性を発見した。 その特性を活かすために、出雲の企業イズコンと共同開発。そこから誕生したのが、インターロッキングブロック【クマロック】だ。 多孔質の特性を活かし、保水タイプと、透水タイプの2種類を製造。これにいち早く目をつけたのが、様々なエコ技術を採用しているマツダスタジアム。 球場周りの景観に彩りを添えるインターロッキングブロック。ヒートアイランド現象の対策になると、中国NBCの竹内さんは話します。 また、「地域ででた産業廃棄物を地域で新たなモノに生まれ変わらせ、地域で使用する。 まさに、時代に即した地産地消のエコ商品、エコ技術でこれからの時代にとって大切だ」と大きな期待を寄せている。

土木事業から、なぜリサイクル事業を?

日々技術革新しながら行ってきた土木工事。しかし、工事をするたびに出される産業廃棄物に疑問を感じていた。 埋立処理、廃棄するためのコストの問題。そして、何より、環境。様々な疑問は企業存続への不安にもつながった。 自分たちが何かをしなければ。その答えがリサイクル事業にあった。日々行う土木工事で土や砂、様々な特性を知り尽くしていた。 それが、大きなリサイクル事業を始める大きな要因になった、と社長は話す。 日本という限られた国土の上で、限られた資源をいかにリサイクルし、再利用するのか?  リサイクルした材料をもう一度リサイクルし利用するという本当の意味でのリサイクルの実現。熊野技建の挑戦は、まだ始まったばかりだ。

企業情報
会社名

株式会社熊野技建

業種建設業、不動産業,物品賃貸業、サービス業(他に分類されないもの)
事業内容土木建設工事、住宅建設、産業廃棄物処理、リサイクル
従業員数53名
所在地広島県安芸郡熊野町9344-1
お問い合わせ082-854-4344
ホームページhttp://www.kumanogiken.com/