広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2011.02.20 O.A.

廃棄物の再資源化で新エネルギーを作る

株式会社センタークリーナー
社会の発展を影で支える廃棄物処理業

広島市南区にある株式会社センタークリーナーは廃棄物の収集・運搬・処理を行っている企業です。 広島市で一日に出されるゴミの量は約1000トン。環境意識の向上でその数は減少してきています。 その中で事業主が排出する廃棄物は約400トンを占め、それらは行政からの認可を持つ中間業者が処理をします。 その数は県内だけでおよそ3400社。競争が加速する中、事業の維持拡大を目指し様々な挑戦を試みる、その最前線に迫ります。

廃棄物から有効に資源を取り出す

集められた廃棄物は作業員の手作業によって分別されています。ここでビンや缶、プラスチックなど材質ごとに分けられるのですが、 中には同じ袋に違う材質のゴミが入っていることがあります。そこで確実に分別し再資源化の効率を上げるためにメーカーと共同研究で開発したのが ペットボトル自動選別機。パートナー企業のサタケが得意とする画像処理技術を応用しています。容器をカメラで撮影し、 その形状で見分けるという仕組みです。これで、より正確に分別することが可能になります。 さらに取り入れたのがイタリア製の電線リサイクル処理機。電線を細かく裁断して銅線だけを取り出すことができます。 銅線だけではなく、まわりのビニール製素材も再利用できるか研究を重ねています。

世界が注目するバイオマスガス化発電

しかし大濱(おおはま)社長は、廃棄物を分別して資源を取り出すだけではなく、さらに進化した廃棄物の資源化を模索しています。 そんな想いを持った人達が集まる場が広島県循環型社会推進機構。県内の廃棄物処理業者と大学関係者、 そして行政担当者が集まって廃棄物のリサイクルについて話し合い研究開発を進める活動をしています。 様々な取り組みのなかで注目を集めているのが、バイオマスからガスを取り出し発電する技術です。 未利用の木質系バイオマスを不完全燃焼させて可燃ガスを発生。 そのガスを燃焼させディーゼルエンジンやガスエンジンを回して発電させるのです。 このシステムには海外からも注目を集め、カンボジアから研究員も訪れました。

企業情報
会社名

株式会社センタークリーナー

業種サービス業(他に分類されないもの)
事業内容許可地域、広島市全域、呉市全域、府中町、海田町、坂町、以上の許可を受け、商店および飲食業、各種工場、 事務所などの事業を営まれているお客様の廃棄物の収集運搬・処理を行っております。
所在地広島市南区出島1丁目20-3
お問い合わせ082-254-0003
ホームページhttp://www.ecenter.co.jp/