広島地域 8ch

毎週土曜日 朝11時35分放送(土曜日 深夜再放送中)

独自の価値を創造する企業をテレビ新広島とTSSプロダクションが総力取材

放送内容 過去に放送した番組をご覧ください。

2019.07.07 O.A.

増える卵の香港輸出!徹底管理で信頼継続

株式会社フレッズ
国内の出荷のみならず、香港にも卵を輸出

「フレッズ」の事業の中核を担うのが鶏卵事業。
グループ会社の養鶏場から仕入れた新鮮な卵を広島を中心に全国に出荷しています。

また、2009年からは香港のインポーターの目にとまり、香港への輸出を開始。
広島港から毎週、卵を出荷しています。

香港の人々は、ニッポンの卵がお気に入り!

2018年の農林水産物・食品の輸出額を見てみると、前年に比べ、
鶏卵の輸出額はおよそ50%も増えています。
その増額割合は、他の食品の群を抜いています。
しかも、そのうち97%以上が香港に輸出されているのです。

香港の人々は、日本人が卵を生や半熟で食べることをよく知っていて、
その味や品質の高さもよく知っています。
そのため、多くの人々が地元産よりも日本産の卵を選んでいるのです。

香港に愛されるための努力の継続

フレッズは、香港の人々に自社の卵を選んでいただくために、
様々なイベントやプロモーションを行いました。
その努力があってこそ、継続して香港への輸出が続いているのです。

しかし、ブランドを知ってもらうだけでは香港の人々もフレッズの卵を選びません。
もちろん、ニッポンの卵の信頼が高く、安全で味も良いことが好まれている理由です。
フレッズは、その信頼を継続してもらうために「安心・安全」の徹底管理で
卵を出荷しています。
電解水や紫外線による洗浄・殺菌、ひび割れや汚卵を検知する機器を導入するなど、
食品の細菌汚染や異物混入などの危害を未然に防ぐ衛生管理「HACCP(ハサップ)」を
導入して徹底管理をしています。

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今回は『開発の決定スピードと継続』をポイントに考えてみた。
中小企業にとってオーナーである社長がすべての決裁をしていくが、とかく開発案件となるとその決裁スピードは重要になる。特に海外展開はほぼ商談のその場で決裁をしなくてはならない場面が多い。商習慣や文化が違う海外でチャンスを捉えるには、信頼関係を築き来るタイミングに備えて策をめぐらす。社長が先を見据えブレない指示を出すことで、部下もそれに対応した提案をしてくることにつながる。会社はそうして強くなっていく。

 VTRで鶏卵の輸出増加率が高いことを紹介しているが、このような統計を見ていると市場の変化が見て取れる。フレッズは10年かけて香港でのシェアを高めてきた。羽井社長は輸出による販路開拓は広島の地の利を生かし、先駆けとして展開することで拡大できたとみている。先駆者はわからないことも多いが、自ら先頭に立ってスピーディーに決定し、取引先との信頼構築をはかれたことが今につながるという。銀行信用取引を通さず直接取引による決済でコツコツの積み上げていくことで、日本の優れた食材を浸透させることができた。開発は特別なことより、スピード感を重視した展開が成功への秘訣であることがわかる。

 香港で展開にはブランド展開は欠かせない。海外での商標登録はもちろんだが、日本と同じブランド、パッケージで展開している。日本ブランドを守ることも、競争力と信頼を守るために重要な戦略となっている。

 中小企業にとっての開発で決定・決裁のスピード感は以前にも増して重要となっている。そして開発は継続して積み上げていくこと。途中で変化があれば柔軟に対応しつつ、ブレない指示が会社を強くする。
企業情報
会社名

株式会社フレッズ

業種製造業、卸売業,小売業
事業内容高鮮度・高品質の鶏卵・鶏肉を生産農場から直接仕入れ、迅速・安定的に消費者に供給する流通・加工の専門企業です。
代表者代表取締役社長 羽井匡紀
所在地広島市安佐南区伴南2丁目3番17号
お問い合わせ082-811-8111
ホームページhttp://www.freds.jp/